Amazon Lumberyard クイックスタート #3 Lumberyard オブジェクト
Amazon Lumberyard Quick Start
先日発表されたばかりの、 Amazon 製のゲーム開発ツール Amazon Lumberyard (以下、Lumberyard)。
本ブログでは、Amazon GameDev Tutorials で公開されている Quick Start Reference に沿って、Lumberyard に触れております。
- Level の作成
- カメラの位置の調整
- Lumberyard オブジェクト (今回)
- Terrain の作成
- 光源の調整
- ゲーム・スクリプティング
今回は「Lumberyard オブジェクト」です。
Lumberyard オブジェクト
Lumberyard では、次の3つのオブジェクトを扱うことができます。
- エンティティ : 振る舞いを持ったオブジェクト。ゲーム中に発生したイベントを受け取ることができる。
- ブラシ : 3D メッシュデータのみのオブジェクト。振る舞いを持つことはできない。
- Whitebox Designer オブジェクト : Lumberyard Whitebox Designer でモデリングしたオブジェクト。ブラシに近い。
この中から、今回はブラシオブジェクトを配置します。
ブラシオブジェクトの配置
今回は「街灯」「道路」「木」の3つのオブジェクトを配置します。
まずは「街灯」を置きましょう。Lumberyard Editor の Rollup Bar (右側に表示されている領域) から「Brush」をクリックします。
「Browser」と書かれたヘッダーの下に、Level に配置可能なオブジェクト一覧がツリー形式で表示されます。この中から objects/styletown/architecture/props
と展開していき、その中にある streetlamp
を Perspective Viewport (左側の 3D の画面) にドラッグアンドドロップします。
おぉ。街灯が配置されましたね!位置はどこでも良いので、好きな場所に置きましょう。
「道路」「木」も同様の手順で配置します。「道路」は natural/terrain
の中にある road_14x14
です。「木」は natural/vegetation
の中に tree
がいくつかあります。好きな種類の木を適当に配置してみましょう。
にぎやかになりましたね!
オブジェクトの 選択 / 移動 / 回転 / スケール
配置したオブジェクトは、選択 と 移動 と 回転 と スケール を操作することができます。Editor toolbar (メニューの下) から行いたい操作を選んでから、実際にオブジェクトを動かします。
選択中のオブジェクトに表示される、X / Y / Z の軸は Gizmo と言います。Gizmo の種類は、行いたい操作によって変わります。
まとめ
サンプルとして様々なオブジェクトが提供されています。置くだけで楽しいので、色々置いてみてください。オブジェクトを思い通りの大きさ・位置にするには少しコツが要るので、モデリングツールなどに慣れていない場合はここで慣れておきましょう。
次回は「Terrain の作成」について解説します。